目次
ICU・HCUでよく見かける略語 ーABC順ー
A
- ALI:えーえるあい
-
急性肺障害・急性肺損傷
- ARDS:えーあーるでぃーえす
-
急性呼吸窮迫症候群
C
- CAS
-
頸動脈ステント留置術
脳への血流量を回復することを目的に頸動脈にステントを留置する。
E
- EF(ejection fraction):いーえふ
-
左室駆出率
心室収縮能(左心室のポンプ機能)の指標となる値。
正常値:50〜60%以上(低くなるほど機能が悪い)
計算式:[拡張末期容積(心臓が血液満タンになった時の容積)-収縮末期容積(心臓が血液を出し切ったときの容積)]÷拡張末期容積×100
- EOB-MRI:いーおーびーえむあーるあい
-
EOB・プリモビスト注®シリンジという造影剤を用いて行うMRI検査。肝腫瘍を造影する。
肝腫瘍(肝臓がん)の診断、血流評価、肝細胞機能の評価に用いられる。
G
- GPC:じーぴーしー
-
グラム陽性球菌
H
- HCC(hepatocellular carcinoma):えいちしーしー
-
原発性肝細胞癌
M
- MRSA:えむあーるえすえー
-
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
抗生物質であるメチシリンに耐性を持った黄色ブドウ球菌。
実際には多くの抗生物質に耐性を持った多剤耐性菌。 - MSSA:えむえすえすえー
-
メチシリン感受性黄色ブドウ球菌
P
- PF(P/F・PF比):ぴーえふ・ぴーえふひ
-
呼吸器装着中の患者さんの酸素化能を診断する指標。
例え酸素化能が改善していなくても、呼吸器の酸素濃度(FiO2)を上げたら血液内の酸素量(PaO2:動脈血酸素分圧)が増えるのは当たり前。
そのためPaO2をFiO2で割ることで「体内の酸素量」ではなく「その人の酸素化能」を評価する。300以下:ALI(急性肺障害・急性肺損傷)
200以下:ARDS(急性呼吸窮迫症候群)
※低値になるほど重症
ICU・HCUでよく見かける略語 ーひらがな順ー
す
- ずぶ(ズブ)
-
横隔膜下のこと。主にドレーンの留置位置を説明する際に用いられる。
使用例:「左ズブにドレーン一本留置されてます」
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