さかなさんですどうもこんにちは!
2022年12月に読んだ本のまとめです!やっと2022年分まとめ終わったー!
ここまで来るとノートにがっつり読書メモを残しているので、ほぼ丸写しするだけで楽ちんです^^
書き殴ったメモをどんどん浄化&処理していってる感じが気持ちいい!
このまま一気に現在に追いつくぞ!
小川 糸 著『ライオンのおやつ』内容と感想(オーディオブック)
こんな最期を迎えたい。
33歳で余命宣告を受けた雫は、最期の日々を瀬戸内の美しい島にあるホスピスで過ごす。
小川糸さんらしい、とても優しいお話。
悪人は出てこず、大きな事件が起こるでもなく、主人公が島の人と関わりながら生と死を見つめ、受け入れ、旅立つ姿が描かれる。
容態が悪くなって、夢か現か、時系列も何もかも曖昧になっていく感じがとてもリアルでウルッときてしまった…。
正直、30代で死にたくはない。
でももしそれが避けられないなら、こんな風に最期を迎えたい。
そんな風に思えるお話でした。
綾辻 行人 著『十角館の殺人』内容と感想
「その1行」は突然に。
「ミステリの名作と言えば」
誰もがその名を口にする作品についに私も手を出してしまった…!!(笑)
孤島・角島を訪れたミステリ研究会の大学生7人を襲う連続殺人を描く、新本格ミステリの幕開けを告げる金字塔的作品。
これも必ず聞く謳い文句、
「その1行で全てが変わる」
のその1行が全く予想していなかったタイミングで来て、「えっ、は、へ??」と変な声出た(笑)
今でこそシチュエーションもトリックも目新しいものではなくなったけど、ここからこの流れが始まったんだと思うと何とも言えない感慨が…どれだけのミステリ作家に影響を与えたんだろう…。
大学生がスパスパ煙草吸いまくっていたりと時代を感じる(笑)けど古臭さはなく、会話も生き生きとしていて文章も読みやすく、文句なく面白かった!!
これ私が生まれた年に出版されてるんだよなぁ…とんでもねぇ…。
逢坂 冬馬 著『同志少女よ、敵を撃て』内容と感想
討つべき「敵」は自分で決められる。
第二次大戦中のソ連。
ドイツ軍に村を焼かれた18歳の少女セラフィマは、女性狙撃兵となって復讐を果たす事を決意する。
デビュー作でこれを書ききった事がもうすごい!
描くための下準備だけでもどれだけの労力がかかっているんだろう…。
これだけ労力や熱量や色々を注ぎ込んだものを出しちゃって、2作目が書けるのか??と余計な心配までしてしまった(笑)
戦争が人間を狂わせていく様をマクロ(国家)とミクロ(個人)のレベルで見せつけてくる良作。
主人公が悩み、苦しみ、時に自らも狂いながらタイトルへとつながる結論に辿り着く構成が素晴らしかった。
どうな状況でも、うつべき「敵」は自分で決められる。
行動、あるいは有り様を決めるのは自分自身なんだと背筋の伸びる思いがした。
戦争ものということでもっと凄惨な展開を予想していたけど、思いのほか優しく希望のある終わり方だったのも良かったな。
いしかわ ゆき 著『書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜』内容と感想
もっと自由に書いていい!
文章を書くのが苦手な人へ
「書くのって楽しいよ!」
「もっと自由に書いていいんだよ!」
と背中を押してくれる本。
すでに書く事が大好きなさかなさんにとっては感覚的に既知な事がほとんどだったけど、
ほんそれ!
と共感したり、
いつの間にか「読まれない文章に価値はない」と思いこんじゃってたなぁ…
と初心を思い出したり、楽しく読めた。
そもそも巻末の30日チャレンジ(とりあえず30日書けるように、話題にしやすい30個の質問を提示してくれたもの)をやるために読んだんだけど、
目的と手段が色々おかしい
読み終わってからnoteで30日チャレンジを始めたものの途中でメンタル崩して結局30日は書けませんでしたね。
ちょうど一年前だ。またやろうかな。
本田 健 著『不安な時代をどう生きるか』内容と感想(オーディオブック)
諦めることで得られるものもある。
『ユダヤ人大富豪の教え』の本田健氏のコロナ禍での著書。オーディオブックでサクッと聞きました。
「漠然とした不安」を抱える人へ向けて、その不安とどう向き合って行けば良いかを具体的にアドバイスする本。
見てみぬふりせずに不安と向き合うことの大切さや、諦めることで得られる幸福の存在など、心に留めておきたい内容が沢山あった。
本田健氏の著作を読んだことある人なら既出の内容も多いけど、こういう本は定期的に読んでおきたいなぁ。
余裕がないと忘れちゃうからね。
まとめ:
というわけで2022年12月はオーディオブック2冊、紙の本3冊の計5冊でした!
そういえばこの時期って結構X(当時Twitter)の読書垢に入り浸っていて、読書垢界隈で話題になってる作品だったりFFさんのおすすめ作だったりを積極的に読んでたなぁ。
そういう読み方も楽しいよね。感想をみんなと共有できる感じ。
ここまで読んで頂いてありがとうございました!
⇩ご意見等はコメント欄か管理人のTwitterまでどうぞ!
おしまい
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