さかなさんですどうもこんにちは!
2023年6月の読書記録です!
リアルタイムのさかなさん(2024年2月)は勉強したいことが次々と降ってきて、スーパーお勉強タイムが始まりそうな予感に胸を高鳴らせております^^
ちゃんとお勉強するのは簿記3級以来ですかね。
簿記のときみたいに何かしら記事にできたらいいな。
▼簿記のときに書いた記事はこちら。なんと2年前でした!
稲垣 栄洋 著『怖くて眠れなくなる植物学』内容と感想
背筋が凍る自然界のドラマ。
この方、今気付いたんですが『生き物の死にざま』と同じ著者なんですね。
道理で同じ読み心地(?)だと思った。どうして気付かなかったんだろう。
ということは稲垣栄洋氏の本は3冊目になるわけですが、この方は自然界で起こっていることをドラマチックに書くのが本当にうまい。
植物学の本なのに、植物に、虫たちに、人間に、しっかり感情移入してしまいます。
面白くてわくわくして勉強になるって最強すぎんか…!!
どの話も面白いけど、植物こそがこの地球の支配者なんじゃないかと本気で思わせられる話がとても好き。
背筋が冷える感覚をぜひ味わってみてください。
住野よる 著『よるのばけもの』内容と感想(オーディオブック)
『ばけもの』の僕といじめられっこの女の子の交流。
夜になると『ばけもの』になる体質を持つ中学3年生の主人公は、ある日夜中の教室で、クラスメイトの矢野さつきと鉢合わせる。
クラスで酷いいじめに合っている矢野さつきとの、夜だけの交流が始まる。
いや本当に申し訳ないんだけど、矢野さつきなんでこの声にした??(オーディオブック)
結構辛口感想になっちゃいそうなので一応ワンクッションにしますごめんなさい!
念のため言っておくと、内容じゃなくあくまで声に対する辛口です!
ちょっと辛口感想(タップすると開きます)
住野よる作品は前作『また、同じ夢を見ていた』もオーディオブックで聞いて、あまりにもわざとらしく「子供らしい」声が聞くに耐えなくて内容が入ってこなかった感じだったんだけど…
今回中学3年生でしょ??なんで前回と同じくらい幼い声あてるの??
本当に申し訳ないんだけど、声にイライラしすぎて今回も内容入ってこず。
もう住野よる作品をオーディオブックで聞くのはやめますごめんなさい…。
杉全美帆子 著『イラストで読む 新約聖書の物語と絵画』内容と感想
宗教画を見るために聖書を知りたい人の最適解。
絵画を知るために聖書を知りたい!
というニーズを見事に満たしてくれる一冊。
細かい所は省きつつ、絵画でよく描かれるシーンを中心に、でも大筋はしっかりおさえて新約聖書の解説をしてくれるので、まさに必要充分という感じの内容です。
これ読んでから、美術館で宗教画を見たときに
新約聖書のあのシーンかな?
って思えるようになりました。ありがてぇ…。
相変わらず(杉全美帆子氏らしく)登場人物のノリが独特なのと、絵画に作者がセリフをつけたりしてるのでそういうのが嫌な人は要注意ですね。
これ、本物のキリスト教徒に怒られたりしないのかな。
柿内 尚文 著『バナナの魅力を100文字で伝えてください』内容と感想(オーディオブック)
「伝える」と「伝わる」は全然違う。
ブロガーやライティング界隈でもおすすめで必ず名前が挙がる本。
「伝える」じゃなく「伝わる」ことに焦点をあてた本です。
取り入れたい内容けっこうあった気がするんだけどオーディオブックだったのでサラッと流してしまった〜。
紙でもう一回読みます!
杉全美帆子 著『イラストで読む ギリシア神話の神々』内容と感想
めちゃくちゃすぎるギリシアの神々(好き)
杉全美帆子氏の『イラストで読む』シリーズのギリシア神話版です。
いや、ギリシア神話面白すぎるでしょ。
なんせギリシアの神々がめちゃくちゃすぎなんですよ。
すぐ惚れる。すぐキレる。
ちょっとマウント取られただけで一族皆●しにしたりもうやりたい放題…
なんか、神々がこうなら仕方ないよねみたいな境地になりました(笑)
桜庭 一樹 著『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』内容と感想
某鬱小説ランキング堂々の1位。だけど…??
主人公が出会った転校生の少女がバラバラ遺体になるまでのお話。
某鬱小説ランキングで堂々の1位を獲得したこちらの作品。
かなりの覚悟をして読んだんだけど、むしろ
最後に○○で良かったね…
と思ってしまった私の感覚はひょっとしてかなりおかしい!?
…ということでワンクッションしてネタバレ感想書いてたんですが、思いの外長くなってしまったので記事を分けることにしました。
近日中に公開するのでしばしお待ちください!
藤田 令伊 著『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本』内容と感想
美術鑑賞入門書。
月イチで美術館行くさかなさんが今さら読む本??
と思われるとは思いますが、自身がよく美術館行くようになってから
美術ってどう見たらいいのか分からない
という声をとても聞くようになりまして。
なので、そういう人に美術館の楽しさを伝えられる言葉を増やしたくて借りてみました!
分かる分かる〜ということももちろんあったけど、
さかなさんの感覚とはちょっと違うな…
ということもたくさんあったので、さかなさん版『初心者向け美術館の楽しみ方』的な記事もそのうち書きたいな!
三浦 しをん 著『ロマンス小説の七日間』内容と感想
現実と小説が絡み合いながらぶっ飛んでいく変化球系恋愛小説。
海外ロマンス小説の翻訳家であるあかりは、同棲中の神名への不満をつい翻訳中のロマンス小説にぶつけてしまう。
やがて小説と現実が妙なリンクをし始めて…??
読書友達のリリーちゃんが「キュンキュンしたい」的なことをポストしていて、おすすめした一冊。
んで自分でも読み返したくなって、およそ8年ぶりに再読しました。
読み返してみたらキュンキュンとはだいぶ違ったわリリーちゃんごめん。
あかりが翻訳中のロマンス小説パートと現実パートが交互に書かれる構成になっているんですが、あかりが現実の鬱憤を小説にぶつけてしまった結果死ぬ予定じゃなかった登場人物をついつい殺してしまったりとかなり変な方向にぶっ飛んだ内容になっております。
恋愛小説としては変化球にもほどがあった。ごめんリリーちゃん(二回目)
なお、変化球ではあるけど普通に面白いのでやっぱりおすすめです^^
あかりと神名の空気感がリアルアラサーな感じでいいんだよなぁ。
激しい恋ではないけど間違いなく想い合ってる感じが心地よくて好き。
まとめ:
というわけで2023年6月は紙の本6冊、オーディオブック2冊の計8冊でした!
『砂糖菓子の〜』は本当に私的には「よかったね」という読後感だったので、果たして同じように感じた人はいるのかとても気になります(笑)
ので、早めに記事にするので少々お待ちくださいね!
ここまで読んで頂いてありがとうございました!
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おしまい
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