さかなさんですどうもこんにちは!
本日5/5はブックキュレーター、るきさんの誕生日です!!おめでとうございます!!
本と言えばるきさん!という立ち位置を既に確立しつつあるすごい人!
おしゃれすぎるサイトデザインでも有名だよ!
情報を集め、整理し、意味付けをし、それを多くの人と共有することを仕事とする人をキュレーターと呼ぶ。
ブックキュレーターは、本においてこれを行う人のこと。
なお、単に『キュレーター』と言うと日本では博物館や美術館の学芸員を指すことが多い。
るきさんのおすすめ本を読んでみた!
今回の企画内容とさかなさんの読書スペック
るきさんのブログ、RUKI BOOKSには想い出の一冊という、ゲストのおすすめの一冊を紹介するコーナーがあるんですが、
なんとその第二回ゲストに選んでいただいたんです〜〜!!!
この『想い出の一冊』ではゲストのおすすめ本をるきさん自らが読んで、感想を述べて、挙げ句に「この本をすすめるあなたにおすすめの本はこれ!」と本を『逆紹介』してくれます。
至れり尽くせりじゃん
本好きがされて嬉しいことを理解し尽くしている…
この『逆紹介』された本を実際に読んでみてどうだったかを記事にするのが今回の企画です!
アンサーソングならぬアンサー記事!的な!!
読書会みたいで楽しい❤
『想い出の一冊』で私が選んだ一冊は、自分でも書評記事を書いている井上荒野氏の『赤へ』でした。
対して、るきさんが逆紹介してくれたのは伊坂幸太郎氏の『終末のフール』です。
るきさんが伊坂幸太郎好きなのは知ってたから、「お!得意分野持ってきたな!?」ってなった(笑)
今回はこの『終末のフール』を読みますよ〜。
さかなさんの読書&伊坂幸太郎スペックはこんな感じ!
- 本読むの大好き!
- でも遅読。月に2〜4冊くらい。
- 最近は聞く読書も活用してちょっと冊数増やしてる。
- 読んだことある伊坂幸太郎作品は
「死神の精度」「ラッシュライフ」「重力ピエロ」
ラッシュライフが1番好き
『終末のフール』はこんな本
『終末のフール』がどんな本なのか、なぜこの本を薦めてくれたのか、先ほどの想い出の一冊からるきさんの文章を引用してみます^^
「この作品は、8年後に小惑星が衝突し地球が滅亡する、と世界に報道されてから5年が過ぎた頃が舞台になっています。つまり全人類の余命はあと3年です。」
「作風は純文学と大衆文学で全く違いますが、『赤へ』との共通点は「死」に対峙している点と、「短編集」というところです。」
「人はあと数年しか生きられないとわかっていれば、きっと生き方が変わると思うのですが、実際にはいつ死ぬかなんてわからないわけで…
普段からできるだけ後悔の少ない決断をしようと考えさせられます。」
いわゆる『終末もの』ですね。私が絶対好きなやつです。
これは期待大…!!
『終末のフール』感想①テーマがどツボ
『赤へ』が好きなさかなさんは生と死に関する本が好き、と踏んでこの本を選んだるきさん流石すぎる。
さかなさんは終末を描いた作品が大好きなんですよ。
新井素子の『ひとめあなたに…』然り、三浦しをんの『むかしのはなし』然り。
(…ってそういえばどっちも『あと○日(ヶ月)で隕石がぶつかって地球が滅びる』設定だ!!)
極限状態で人は何を考え、どう行動するのか。そういうことを考えるのが好き。
新井素子氏の『ひとめあなたに…』では終末を目前に狂っていく人々が描かれていましたが、『終末のフール』はそんな状況でも自分らしくありたいともがき、前を向く人たちが描かれています。
彼らの残り3年が幸福で穏やかなものであることを祈らずにはいられません。
『終末のフール』感想②特に印象的だった言葉
読んでいて、強烈に印象に残った言葉があります。
5作目『鋼鉄のウール』に登場する、ストイックなキックボクサーの言葉です。
地球の余命が宣告される前のインタビューで、「明日死ぬって言われたらどうする?」と尋ねられて、彼はこう答えます。
「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」
「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」
この言葉にハッとさせられた読者は多いんじゃないでしょうか。
自分は一体あと何年生きられるつもりなんだろうか。
明日死ぬとしても、後悔しない生き方ができているだろうか。
そんなことを考えずにはいられません。
ちなみにですが、先の『想い出の一冊』にて、るきさんがさかなさんに「あと何年生きるつもりで人生をすごしていますか?」という質問をしています。
さかなさんが何と答えたかは…ぜひ記事をお読み下さい(笑)
今見てもなかなかさかなさんらしい回答だなぁと思っております。
『終末のフール』感想③伊坂幸太郎あるあるが良き
伊坂幸太郎あるある〜〜
ある話の主人公が他の話で脇役として登場する〜〜〜
幸せを祈ったあの人の『その後』を他の話で知れるの鬼熱すぎません!!??
なんなんでしょうね、あの、成長を見守る近所のおばちゃんみたいになるの。
「本当に良かったねぇ…幸せになるんだよ…」みたいな。
『その後』をちら見せされることで、作品の余韻がより深く心に響いてくるんですよね。
伊坂幸太郎氏お得意の最高の隠し味が、今作でもしっかり効いています。
以上、ざっくりとですが『終末のフール』の感想でした!
正直最初の数話は肌に合わなくて(台詞が芝居がかりすぎててウーンってなった)ちょっと不安になってしまったんですが、後半にかけて面白くなって一気に読んでしまいました〜^^
書ききれなかったけど『演劇のオール』の、最後にパチパチパチって一気にパズルのピースがはまっていく感じも良いよね。これぞ伊坂幸太郎!って感じ。
るきさん、素敵な本との出会いをありがとうございました!!
るきさんのブログ、『RUKI BOOKS』のご紹介
るきさんはRUKI BOOKSという、本に特化したブログを運営しています。
るきさんと知り合って『ブックキュレーター』という言葉を初めて知りました
情報を集め、整理し、意味付けをし、それを多くの人と共有することを仕事とする人をキュレーターと呼ぶ。
ブックキュレーターは、本においてこれを行う人のこと。
なお、単に『キュレーター』と言うと日本では博物館や美術館の学芸員を指すことが多い。
るきさんのブログの魅力は、いわゆるブックレビューにとどまらず、色んな企画や魅せ方で本を紹介してくれることだと思っているんですが、キュレーターの意味を知って納得しました。
美術館の学芸員が展示方法を工夫したり企画展を考えたりするのと同じように、訪れた人がもっともっと本を好きになってくれるよう、色んな魅せ方で本を紹介するのがブックキュレーターであるるきさんのお仕事なんですね。
本と色んな出会い方ができるのが『ブックキュレーションブログ』なんだね!
そんなRUKI BOOKSは現在のところ3つのカテゴリで構成されています。
- 1.ゆるブックレビュー
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まずはシンプルにるきさんのおすすめ本のブックレビュー…なんですが、そこはるきさん、ただのレビューにはとどまりません。
るきスコアという独自のスコアを設けたり、会話形式を多用するなど読者が楽しく読める工夫が満載です。 あーちゃんさすがとしか言えん
- 2.レコメンドスリー
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特定のジャンルで本を読むとき。1冊だけでは情報の偏りがあるため不十分。5冊読むには時間もお金もかかる。
だから私は“この3冊を読めばOK”という本を厳選し、あなたの本選びのお手伝いをさせていただきます。
RUKI BOOKS トップページより引用初めてRUKI BOOKSを訪問した時、このレコメンドスリーの痒い所に手が届きまくる発想に鳥肌が立ちました。
それよ、私が求めていたのはそれなのよ…!!
- 3.想い出の一冊
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今記事でも取り上げた、ゲストのおすすめの一冊をるきさんが実際に読んで紹介するという企画記事です。楽しいです。
ゲストはTwitterで公募することもあるので、推したい本がある方はTwitterでるきさんをフォローして機をうかがいましょう!!
『#さかなさんと誕生日を祝い隊』ってなに?
この記事は、現在Twitterで募集している『#さかなさんと誕生日を祝い隊』という企画にて、誕生日プレゼントとして作ったものです。
※もともとは『#さかなさんがお祝いする企画』という企画名でしたが、直前で変更しました。
#さかなさんと誕生日を祝い隊 は365日誰かの誕生日(または記念日)になるまで募集を続けています。
この記事を見て『自分もお祝いして欲しい!』と思ったらさかなさんのTwitter、またはコメントフォームにて誕生日(またはお祝いして欲しい記念日)を教えて下さいね^^
あなたの誕生日、さかなさんにお祝いさせて下さい!!
さいごに
最後に、さかなさんからるきさんに本の逆逆紹介です!!(笑)
先ほども名前を出した、新井素子著『ひとめあなたに…』です!!
なぜこれを逆逆紹介したのかと言うと、『終末のフール』との対比が面白かったからです^^
『ひとめあなたに…』も『終末のフール』と同様、もうすぐ隕石が衝突して地球が滅ぶことが発表された世界が舞台になっています。
ほぼ同じ設定ながら、『終末のフール』ではそれでも前を向く人々が描かれていたのに対し、『ひとめあなたに…』では人々はどんどん狂っていきます。
その対比がなんだかすごく面白くて、ふとるきさんにも読んでみて欲しいなぁと思い立ってここで逆逆紹介させていただきました^^
もし良かったらお手空きのときにでも読んでみて下さい!
そんでまた読書会しましょ!!(笑)
それではるきさん、5/5改めてお誕生日おめでとうございます!!!
ささやかながら、この誕生日プレゼントがるきさんの大事な日に華を添えるものになりますように^^
るきさんにとって良き一日、良き一年になりますように♪
⇩応募はコメント欄、お問い合わせフォーム、管理人のTwitterまでどうぞ!
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