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さかなさんの2022.6月に読んだ本まとめ(5冊)

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さかなさん

さかなさんですどうもこんにちは!

現在2023年11月。1年半前の読書記録を綴っております。

この月はオーディオブック1冊、紙の本4冊の計5冊です。

読書量増えてきてますね。仕事辞めて少し積読を消化する余裕が出てきた頃かな??

目次

平山 夢明 著『ダイナー』内容と感想

どんな本?

日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したことがきっかけで、とあるダイナーで使い捨てのウェイトレスとして働くことになったオオバカナコ。

しかしそこは元殺し屋の店主・ボンベロが仕切る、殺し屋専門のあまりにも特殊な食堂だった。

グロとバイオレンス、そして美味しそうなグルメが飛び交うノアール小説。

なぜ読んだ?

友だちの勧めで『異常快楽殺人』を読んで、この人(平山夢明氏)の書く小説を読んでみたいと思ったから!(異常快楽殺人はノンフィクション)

あーちゃん

なんちゅーもん勧めとるんだ友だち。

読んでみてどうだった?

めっっっっちゃ良かった。

確かにグロいし理不尽だし、しんどい描写もあるんだけど、淡白な文体のおかげでそこまで不快に感じない。むしろサクサク読める。

登場人物が漏れなく狂ってるので、脳みその普段稼働してない部分がガンガン刺激されて気持ち良かった。脳髄にクる感じがたまらない。

この狂人たちの心理描写は『異常快楽殺人』を書いた平山夢明氏だからこそ書ける、という気がするなぁ。

「奴らは動きを止めると溺死する鮫と同じだ。それをしなければ死んでしまう。
なぜ、俺はこんなことをしてしまうのだろう、どうして俺は普通にできないのだろうと思いながらそれをする。
理由を知っているのは奴らを創り上げた者たちだけだろう。」

本文より

相沢沙呼 著『invert 城塚翡翠倒叙集』内容と感想

どんな本?

ミステリ5冠を獲得した『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編!

犯人目線で描かれる倒叙ミステリ3篇。

霊媒探偵を名乗る翡翠の目から、3人は逃れることができるのか…!?

なぜ読んだ?

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を聞く読書して、衝撃冷めやらずにそっこー続編買った!

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の感想はこちらから↓

読んでみてどうだった?

前作『medium』であれだけ壮大などんでん返し&ネタバレが済んでるのに続編なんてどうすんねんと思うじゃん??

しかも犯人目線の倒叙ミステリ。どんでん返しができない条件下で今度はどう読ませてくるのかと思うじゃん??

どんでん返ししてきた。

この条件で執筆してそれでもどんでん返ししてくることにびっくりした。大変楽しませていただきました。

前作が良すぎただけに低評価も多いけど私は好き。

磨きがかかった翡翠ちゃんのぶりっ子ぷりも好き。

村崎羯諦 著『余命3000文字』内容と感想

どんな本?

「大変申し上げにくいのですが、あなたの余命はあと3000文字きっかりです」

表題作『余命3000文字』より

3000文字の余命を宣告された男の数奇な人生を描く表題作など、奇抜な発想と不思議な世界観で読ませる超短編集。

なぜ読んだ?

本屋さんでジャケ買い。

「今日は前情報何もなしで、なんとなく気になった本を買って帰りたい」

っていう衝動に駆られるとき、あるよね?

読んでみてどうだった?

いやもうねぇ、嫉妬した(笑)

不思議で不条理で、絶対に有り得ないのにどこかにありそうな気がしてくる世界観。

私が書きたいのはこういう小説なんですよ。

ああ、くそう。悔しい。精進しよう。また小説書きたいなぁ。

過去に一度だけnoteに短編書いてます↓

吉田 修一 著『パレード』内容と感想

どんな本?

都内のマンションに『上辺だけの付き合い』でルームシェアする男女5人の物語。

『本当の自分』を装い、優しく怠惰に続く共同生活に徐々に波紋が広がり、最後には衝撃の結末が…。

なぜ読んだ?

Audiobook.jpにて読み放題対象。

ながら読書用に、なんとなく選んだ。

読んでみてどうだった?

ゾッとした。

一緒に住んでるけど、お互いに過干渉しない『上辺だけの関係』を演じる住人たち。

『上辺だけの関係』を望む『本当の自分』をそれぞれが演じることで成り立つ緩やかな共同生活。

一緒に住んでるのに、何も知らない。でも本当は知っている。

それでも『本当の自分』を演じ続けるために、今日も何も知らない顔をする。

ちょっとつつけば一気に崩れてしまいそうな、微妙なバランスで成り立つ共同生活。

最後の展開で、どれが登場人物の『本当の顔』なのかがいよいよ分からなくなって。

今まで仲間だと思って一緒に過ごしていた人たちが本当は言葉も通じない全然違う生物だったみたいな。

そんな不気味さに、心底ゾッとした。

えげつない小説書くなぁ…と思ったら『悪人』『怒り』の著者。うん、納得。

熊代亨 著『認められたい』内容と感想

どんな本?

現代社会に蔓延する『認められたい』欲求を所属欲求と承認欲求の2つの視点から解き明かす。

なぜ読んだ?

夫に勧められて。

読んでみてどうだった?

仕事を辞めて色々と苦しんでいた時期に読んだので、色んなことが腑に落ちてすごく心が楽になった。

そのことは別記事に書いたのでよろしければどうぞ!↓

まとめ:

以上、2022年6月はオーディオブック1冊、紙の本4冊の合計5冊でした!

なんだかエンターテインメント性高い本が多かったですね^^

仕事辞めて勉強勉強勉強〜〜〜してきてそろそろ肩の力抜きたかったのかな?

読んだ本の記録から当時の精神状態想像できるのおもしろいね。

さかなさん

ここまで読んで頂いてありがとうございました!

⇩ご意見等はコメント欄か管理人のTwitterまでどうぞ!

おしまい

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この記事を書いた人

元ICU看護師。2児(5歳♀、2歳♂)の母です^^
現在は個人事業主として在宅ワーク中。

人生を楽しみ尽くすことを目標に、日々の楽しかったことや勉強したことをブログに綴っています。

ジャンルは住まい(一条工務店)、育児、学んだことの記録、読書記録など、色々。

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