さかなさんですどうもこんにちは!
3月に読めたのは4冊でした!
うち3冊はオーディオブックなので、紙の本は1冊のみですね。
21日まで登園自粛だったのでいた仕方なしです。
22日に自粛明けたら家事や買い物しながら狂ったようにオーディオブック聞いてました。
1週間で3冊聞きました。最終的には聞く読書するために家事やってました。なにやっとんじゃ。
奥田英朗 著『ナオミとカナコ』内容と感想(オーディオブック)
どんな本?
「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」
普通のOLである直美は、あるとき親友の加奈子が夫・達郎からひどいDVを受けていることを知る。
加奈子を救うため、達郎を排除する完全犯罪を夢想する直美。
ある出会いをきっかけに、やがてその計画は現実味を帯び始め…。
手に汗握るエンターテインメント小説。
なぜ読んだ?
audiobook.jpにて聴き放題対象。
自粛が明けてやっとオーディオブックが聞けるようになったものの、どうもビジネス書を読む気にならなかったんですよね〜。
ちょっと疲れてたのかも。
それでビジネス書以外で探して、なんとなく名前聞いたことあったこちらを。
読んでみてどうだった?
楽しかった!
シンプルに楽しかった!
ここから何かを学ぶ…とかそういうのなしに、ただただ楽しかったです。これぞエンターテインメント。
終盤が本当にスリル満点で、手に汗握りながら心の中でうわーうわーうわー言いながら聞いてました。はードキドキした。
本の感想で『スリル満点』って初めて聞いた。
「えっ、ここで終わるの!?」という終わり方で、
もっと先を見せてくれよ〜〜〜
ってなったんだけど、興奮が冷めてから冷静に考えたらこの終わり方以外にない気がする。うん。
さくら剛 著『経済学なんて教科書だけでわかるか! ボケ! ! …でも本当は知りたいかも。』内容と感想
どんな本?
「インドのぼったくりとの壮絶な価格交渉から学ぶ物価の決まり方」
「地下アイドルとJKビジネスから学ぶGDP」
「ドラクエの世界で金融緩和や財政出動をしてみたら?」
などなど、バカバカしくて分かりやすいたとえ話が満載の経済学入門書。
なぜ読んだ?
政治経済が分からんのですよ。
デジャヴ。
▶『2022.2月に読んだ本まとめ』
ニュースが分かるようになりたくて、Twitterでおすすめ聞いて教えてもらった中の一つです。
じおーたさんありがとう。
…って今気付いたけど、薦められたの同じ著者の『世界のニュースなんてテレビだけでわかるか!ボケ!』の方だった。何やっとんじゃ私は。
読んでみてどうだった?
薦められた方ではなかったけど(笑)かなり面白かった!!
同年代(ミドサー)の人なら刺さるんじゃないかな…ブログといえばただただ「面白い」が正義だったあの頃のノリ…。
逆に最近の若い人が読んだらサムいと感じるかもしれない(←失礼)
経済学の入門書としても、
『ひたすらバカバカしい例え話をすることで逆に印象に残るようにする』
という筆者の狙い通り、読み終わって数週間経った今でも思い出せる内容が多いです。
これは『世界のニュースなんて〜』の方も読まねば。
以下は私がこの本で一番ツボに入った部分の引用(笑)
ハイパーインフレで物価が一気に一兆倍になったらどうなるか…という話の一部分です。
(物価が一兆倍になったら)100円ショップのダイソーは店内の商品どれでもひとつ100兆円の100兆円ショップとなり、我々は万札を積んだリヤカーを引いて買い物に行かなければなりません。
100兆円ショップで買い物をしたら、商品1個につき消費税だけで8兆円です。
カード払いならまだしも、108兆円を1万円札で払ったら、1秒で5枚の紙幣を数えられるエリート店員さんでも全額数え切るには68年と6ヶ月かかります。
ひとつの商品を買うだけで親子3代くらいにわたってレジ待ちをしなければいけません。
本文より引用
こだま著『夫のちんぽが入らない』内容と感想(オーディオブック)
どんな本?
どうしても「夫のちんぽが入らない」著者が書く、衝撃のエッセイ。
初めて交わろうとしたときからただの一度もちんぽが入らないまま結婚した夫婦の、愛と性の物語。
なぜ読んだ?
audiobook.jpにて聴き放題対象。
『ナオミとカナコ』と同じく、なんとなく聞いたことあるタイトルだったので選んだ一冊。
我が家は思いっきりレスなので、共感できる部分があるかもなんてちょっとだけ期待したのもあったりなかったり。
読んでみてどうだった?
いやなんか…凄まじいエッセイでした…。
最初にタイトル見た時はまあセックスレスな夫婦の話なのかなと思ったんですよ。
セックスなしだけど愛情深めて今はうまくやってるよみたいな。
そんな生ぬるい話ではなかった。
主人公とその夫は、結婚する前からただの一度もちんぽが入りません。
ローションを使ってなんとか入れようとすると事件現場のように大量出血するという入らなっぷりです。
他の女性となら普通にできる。
他の男性となら普通にできる。
お互いに、夫とだけ、妻とだけ、どうしてもセックスができない。
この状態が解決しないまま結婚するのもなんかちょっとすごいですよね。
お互いこの人以外にはあり得なかったんだろうな。運命の神様のなんと意地悪なことか。
しかしこの本はちんぽが入らない話に終始するわけではありません。
真面目で、誠実で、あまりにも生きるのが下手な著者が思う『人として不完全な自分』。
『夫のちんぽが入らない』ことは、著者にとってそんな不完全な自分の象徴なのです。
この本は、そんな不完全な自分と向き合いながら生きていくお話です。
生きるのが下手な著者の半生はあまりにも辛く、途中ものすごく憂鬱な気分になったりもするんですが、絶妙なタイミングで軽快なちんぽネタが差し込まれるので暗くなりすぎずに読むことができます。
読み終わる時にはむしろ明るく前を向いている自分がいました。
すごい本でした。もう一回読もう。
阿川 大樹著『終電の神様』内容と感想(オーディオブック)
どんな本?
父危篤の報せに病院へ急ぐ会社員、納期が迫ったITエンジニア、背後から痴漢の手が忍び寄る美人…。
事故で運転を見合わせた夜の満員電車で、彼らのターニングポイントが訪れる。
日常の謎系ミステリー。
なぜ読んだ?
audiobook.jpにて聴き放題対象。
上に同じです(笑)
なんか聞いたことあるタイトルだったので。
オーディオブックで小説を聞くのにはまっております。
読んでみてどうだった?
謎というほどの謎があるわけでも奇跡というほどの奇跡があるわけでもないけど、ちょっと心が温かくなる7つの短編集。
一個前に読んだ『夫のちんぽが〜』が衝撃的すぎて、ちょっと軽く感じてしまったな。事実は小説より奇なり。
7人全員が同じ車両に乗ってるとか最後の一人が運転停止の原因とかの構成だったらもっと面白かったのにな〜。
ビブリア古書堂シリーズとか珈琲店タレーランシリーズとか軽めのミステリが好きな人には良いと思います!
まとめ:
というわけで3月は紙の本1冊、オーディオブック3冊の計4冊でした。
3月はオーディオブックで小説ばっかり聞いてたんですが、いや楽しかったですね!
「勉強になる」ばかりが読書じゃないと再認識した月でした^^
今ブログやらInstagramやらの勉強をしてるので、来月はその教本が中心になるかな?どうかな?
おすすめしてもらった政治・経済の入門書もまだ3冊ある(2冊は読みかけ)ので、そちらも来月の読書記録には入れられるといいな。
ここまで読んで頂いてありがとうございました!
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おしまい
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