さかなさんですどうもこんにちは!
先日、こちらの絵画展示販売会『mocha展ー星しるべー』に行ってきました。
良い!!!
めっちゃ良かったんですよ〜。
ほんと良かったんですよ〜。
あまりに良くてこのmocha(モカ)という画家さんのことがもっともっと知りたくなってしまったので、記事にまとめました!
- イラストレーターmocha(モカ)とは?
- mocha(モカ)先生のイラストはどこで見られる?グッズはある?
- mocha展の開催情報と絵の価格
- mocha展およびmocha作品の魅力
mocha先生の作品の魅力から、購入したい場合の相場価格まで詳細に解説しています!ぜひ最後までご覧ください!
で、今回はいくらの何を買ったの??
買ってないから!!!
さすがに(実質)無職でこれ以上買えないから!!!
※さかなさんは夫に無断で○○万円の絵画を衝動買いした前科があります。
▶『リャド原画展で○○万円の絵を衝動買いしてしまったはなし』
mocha展ー星しるべーとは?
mocha展ー星しるべーとは、株式会社ART VIVANT(アールビバン)が主催する、mocha先生(以下モカ先生)の絵画の展示販売会です。
アールビバンはモカ先生の他にも様々な画家さんの絵画を取り扱っており、私が昨年絵を購入したリャド原画展もこのアールビバンの主催です。
▶関連:『リャド原画展で○○万円の絵を衝動買いしてしまったはなし』
mocha展で展示販売されるのはmocha作品を版画化したもの
モカ先生は、デジタルでイラストを描くイラストレーターさんです。
デジタルイラストレーターの絵画展示販売会って…??
……要はデジタルのイラストを引き伸ばしただけ??
と思うじゃないですか。
違いました。
mocha展で展示されるのは、モカ先生のデジタルイラストを版画化してミクストメディアと呼ばれる技法で仕上げたものです。
ミクストメディアとは、性質や種類の異なる複数の媒体または素材を用いるアート技法のことです。
例えば版画にさらに絵の具と鉛筆とポスカを使って描くとか、キャンバスに直接描いた上に写真や新聞を貼る(コラージュと言います)とか、そういう感じです。
例えばこちらの『跡形』という作品では、版画の上に職人さんがポツポツと塗料を乗せています。
するとこのように、絵に凹凸が生まれます。
この作品もmocha展で実物を見てきたんですが、いやもうすごいんですよ。
乗せられた塗料による凹凸、そして凹凸が作る陰影によって、パイプの錆や苔の質感なんかがとんでもないリアリティと存在感を持つんです。
まさに『絵が浮き出てくる』という感じです。
そして絵の一部が浮き出たことにより、絵に奥行きが生まれます。
奥行きが生まれたことにより、自分が絵の中に入ることができるようになるんです。
何言ってんの?
冷たい…
何というか、入れるはずのない二次元の世界に奥行きができて三次元になったからその中に入れるようになった、みたいな。
そんな、まさに今目の前にその空間があるかのような、そして自分がその空間の中にいるかのような、そんな没入感があるんですよ。
元々見る人をその世界に引き込む力が段違いのモカ先生ですが、この技法を用いることによりリアリティが倍増しています。
『跡形』以外も、例えば星空など空の絵にはラメがふんだんに使われています。ラインストーンで星を表現している作品もあります。
※ラインストーン:ガラスや樹脂などをダイヤモンドのように加工したもの。
絵画にラメを使うなんて邪道では?
と一瞬思ってしまったんですが、実物を見てあっさり前言撤回しました。
キラキラと輝く星空、とても綺麗でした。
mocha展で本気で購入を迷った『天使のはしご』
今回スタッフさんに
「もしどれか一つ部屋に飾るとしたらどれですか?」
と尋ねられてさかなさんが選んだのはこちら⇩の絵です。
風景イラスト『天使のはしご』
正直、自分がこれを選んだのかなり意外でした。
だってさかなさん、人物が描かれた絵を部屋に飾りたくない人なんですよ。
なんか、部屋の中に他人がもう一人いる感じがして落ち着かなくないですか??
mocha展にもほぼ星空のイラストが目当てで行ったようなもんですし。
じゃあなぜこの絵を選んだのかというと、先ほどもお話しした、奥行きと没入感がとんでもなかったからです。
絵の前に立った瞬間に、どこまでも広がる空が足元から広がってました。
圧倒されて、心臓がドキドキして、浮遊感すら感じました。
『他人』だと思っていた少女は、いつの間にか自分自身になってました。
こんな、一瞬で空の上に行ける『窓』が家にあったらどんなにいいかと本気で思いました。
…よく買わずに帰ってこれたね
…さすがに夫からの信用を無くすと思って…。
でも仕事辞めてなかったら買ってたかも…(小声)
我が家はダイニングが大窓のある吹き抜けになっているんですが、ここに飾ったら朝・昼・晩でそれぞれ違う顔を見せてくれるんだろうなぁとか。
その変化を一日中眺めていたいなぁとか。
そんなことまで思いました。
…ほんと、よく買わずに耐えたな自分。
『自分の力で稼ぐ』という目標を達したら…その時は…
mocha展ー星しるべーの絵画の販売価格の相場は?
さて、そうなると気になるのはお値段ですね。
変に婉曲せず、ずばりお伝えしますね。
mocha展で購入できる絵画(版画)はほぼ全て58万円(税抜)です。
昔から取り扱いのある作家さんだと、人気の作品は高額になったり、原画か版画か印刷かとかそういうので値段が変わってくるんですが。
mochaはアールビバンで取り扱いを始めたばかりで、全国ツアーも今回が初めて、製法も全て同じなので、ほぼ一律でこの価格です。
4/11追記
機会があって再度mocha展に遊びに行ったところ、ほぼ全ての版画が約74万円に値上がりしていました。
ものの2週間程度でこの値上がり方ははっきり言って異常です…ものすごい勢いで在庫が減っている(つまり、売れている)ものと思われます。
購入を考えている方は急いだ方がいいかも知れません。
一部、金属にイラストを刷った作品があり、こちらは98万円くらいです。
特別な製法だけあって高価!と思っていましたが版画の値段が上がってあまり差がなくなりましたね。
▶家に絵画を飾りたい!けど絵に何十万も出せない!という方はこちらがおすすめです。
関連記事:初月550円で家に原画を飾れます。絵のサブスクCasieの紹介
mocha展ー星しるべー開催期間・開催場所(2022年)
mocha展-星しるべ-は3/18〜5/30の期間、愛知・東京・北海道・石川・徳島・大阪・岩手・広島・山口・富山・福岡・神奈川・佐賀の各会場で開催されています。
会場により開催期間が違うので、公式サイトで開催日を確認してから参加しましょう!
mocha展ー星しるべー来場に予約は必要?
mocha展ー星しるべーは入場無料で、予約も必要ありません。
ですが、オンラインで予約をすると非売品のA4クリアポスターがもらえるので、ぜひとも予約してから行きましょう!!
予約する場合、公式ページの下段の『会場情報』から、参加する会場の『>来場予約はこちら』をタップすると予約フォームが表示されます。
イラストレーターmocha(モカ)とは?
風景イラストレーター『mocha(モカ)』とは
モカ先生は風景や背景のイラストを描く『風景イラストレーター』です。『背景イラストレーター』とも呼ばれます。
壮大で幻想的で、どこかファンタジーを感じる世界観がモカ先生の魅力です。
モカ先生は風景イラストレーターですが、風景のどこかに必ず人、もしくは人工物を入れるようにしているそうです。
人が描かれていることで、絵を見た人はつい「この人は誰なんだろう」「どうしてここにいるんだろう」と考えてしまう。
絵にストーリーが生まれるんですね。
これがまたモカ先生の作品の、見た人を引きつける力の一因になっています。
ところで、ここまで作品を見て、何かの作品(の背景)と雰囲気が似ているような…と思いませんでしたか?
新海誠監督だ!!
その通り!!
『君の名は』の新海誠監督の描く風景にどことなく雰囲気が似ていますね。
それもそのはずで、モカ先生は新海誠監督のアニメ映画『秒速5センチメートル』に衝撃を受けて風景イラストレーターを目指したんだそうです。
僕らの世代で背景を志す人って、だいたい新海さんの影響を受けていると勝手に思ってるんですが(笑)
WANIBOOKS NewsCrunchのインタビュー記事より
なんて発言もしています。飾らない人柄がうかがえますね^^
モカ先生はイベントのポスターやアニメ・ゲームの背景など色々なところで活躍されています。
モカ先生ご自身のツイッターのプロフィールでは代表作として『TrymenT』『Re:LieF』『錆喰いビスコ』をあげています。
mocha(モカ)先生の作品を見られるサイト
モカ先生の作品は以下のサイトで見ることができます。
mocha(モカ)先生のグッズを購入できるサイト
画集を始め、モカ先生の色々なグッズをネット通販で購入することができます。
個人的にはBOOTHで買えるドア缶バッチやカーブミラー缶バッチがものすごく気になってます。センスが溢れてます。
会場によっては『mocha展−星しるべ−』でもmocha先生のグッズの取り扱いがあるので、グッズ販売コーナーがあったらぜひ覗いてみて下さい!
まとめ:mocha展ー星しるべーは夢のようなアート体験ができる展示会でした
- 開催期間:2022.3/18〜5/30(会場により開催期間は異なる)
- 開催地:愛知・東京・北海道・石川・徳島・大阪・岩手・広島・山口・富山・福岡・神奈川・佐賀の各会場
- 入場料:無料
- 予約:不要だが、オンライン予約特典があるので予約してから行くこと推奨
- 取り扱う作品はmocha先生の作品を版画化し、ミクストメディアで仕上げたもの
- 販売価格:
おおむね一律58万円(税抜)。一部例外あり。
⇛(4/11追記)おおむね74万円。
- mochaは新海誠監督に強い影響を受けた風景イラストレーターさん
- 幻想的で、どこかファンタジーの混ざった壮大な世界観が魅力
▶mochaのイラストが見られるサイト
▶mochaのグッズが買えるサイト
今回『mocha展ー星しるべー』に足を運んで、私は絵が好きな人がよく言う
『実物は奥行きが違う』
とはこういうことか、と心の底から納得しました。
絵の前に立っているはずなのに、頭上を星空が覆い尽くしているようなあの感覚。
忘れ去られた建物の中で日差しを浴びているようなあの感覚。
一歩足を踏み出したらそのまま空に飛び込んでいきそうなあの感覚。
あの浮遊感。
今でも鮮明に思い出せます。
なんだか月並みな言い方になってしまうんですが、
気になった方はぜひ、実物を見て、感じて欲しいなと思います。
私などの語彙では表しきれない世界を見ることができますよ。
ここまで読んで頂いてありがとうございました!
⇩mocha展行ってきたよ!という方はぜひさかなさんに教えて下さい♪
おしまい
コメント
コメント一覧 (2件)
モカ先生の絵にライトを当てたら、また新たな絵に生まれ変わりとっても綺麗にみえました。
そのライトは何をつかっていたのでしょうか?
こんにちは!
心身の不調で療養していたためお返事が大変遅れてしまい、失礼いたしました🙇
私も会場で色々な色のライトをあてながら見せていただきました!とっても美しいですよね😍
あれはなんのライトだったんでしょうか…すみません私にも分かりません…^^;
お力になれず申し訳ありません…!!